【下地の調整及び清掃】
下地面及び仕上げ材のゴミ・ホコリ・油分・錆・塗料などは接着不良の原因となりますので取り除きます。
チェック:若齢下地、浮き水がある下地への施工は接着不良の原因となりますので避けて下さい。
【仕上げ材の割付け】
施工図に従い基準墨から墨出しを行います。
チェック:躯体や下地の目地にまたがって仕上げ材張りを行うと、仕上げ材の割れなどの原因となる恐れがありますので、原則として目地をまたいで仕上げ材を張らないで下さい。
【仕上げ材張り】
1. 接着剤は開封後直ちに使用して下さい。
2. ヘラなどを使用して接着剤を仕上げ材の裏面へダンゴ状に点付けします。
3. 目地の状態や不陸を調整しながら押さえつけるように仕上げ材を張り付けます。
チェック:硬化不良の原因となりますので、接着剤の浮かし厚は10mm以下として下さい。
4. 2段目からはスペーサーなどを利用して目地調整をしながら張り付けます。
5. 適宜仕上げ材を剥して裏面に接着剤が充分付着している事を確認します。
チェック: ・下地へ仕上げ材と同等の大きさの接着剤が付着していることを確認して下さい。
・仕上げ材表面に付着した接着剤は、硬化する前にシンナーなどを含ませた布で拭き
取って下さい。
・接着剤塗布後、張付け可能時間以内に張り終えて下さい。
【養 生】
仕上げ材張り付け後、接着剤が硬化するまで夏期1日以上、冬期は3日以上外力が加わらないように養生します。
【目地詰め】
目地詰めを行う前に仕上げ材のズレがなく、また、接着剤が硬化していることを確認します。
【伸縮調整目地詰め】
伸縮調整目地部、およびサッシなどの取り合い部分にシーリング材を充てんします。
【清 掃】
清掃を行います。
※詳細な施工手順は施工要領書をご確認下さい。
MS-20を使用する前に、下記の項目に注意して下さい。
●取り扱い場所及び作業場所は通気を充分に行って下さい。
●降雨時、積雪時および強風時など施工に支障のある場合、ならびにこれらが予想される場合は施工を行わないで下さい。
●石材施工は石材の種類や厚み、使用状況によって汚染の可能性がありますので予め事前確認を行って下さい。
●接着用途以外に絶対に使用しないで下さい。
●品種の異なる接着剤や溶剤と併用・混合しないで下さい。
●5?35℃の環境で使用・保管して下さい。
●気温が5℃以下、および5℃以下になることが予想される場合は原則として施工を行わないで下さい。
●可燃性があります。使用時・取り扱い場所では火気に注意して下さい。
●保管・使用時は「消防法」や「労働安全衛生法」などに従って下さい。
●接着剤は皮フに触れたり蒸気を吸入すると、健康障害や皮フ障害(特にカブレ)などを起すことがあります。使用時は保護具を着用して下さい。
●開封した接着剤は、できるだけ早く使い切って下さい。
●接着剤は空気中の湿気と化学反応して硬化するため、雨露にあたって湿った状態で保管されますと品質低下の原因となりますので避けて下さい。
●直射日光の当たらない屋内に場所を定めて保管して下さい。
●子供の手の届かない所に保管して下さい。
●使用後や休憩前には、手洗いやウガイを行って下さい。
●使用中に身体に異常を感じた時は直ちに使用を止め、換気のよい場所で安静にし、必要に応じて医師の診断を受けて下さい。
●目に入った時は直ちに清水で洗い流した後、医師の診断を受けて下さい。
●誤って飲み込んだ時は直ちに医師の診断を受けて下さい。
●皮フや衣服に付いた時は洗い落として下さい。
●誤飲防止と食品への混入を避けるために、保管場所は食品と区別して下さい。
●使用済み容器などは、許可を受けた産業廃棄物処理業者へ処分を委託して下さい。
●河川・湖沼・下水道などへ流入させないで下さい。
●ご不明な点は当社営業担当にお問い合わせ頂くか、安全データシート(SDS)またはカタログをご参照下さい。
●MS-20をご使用になる前には、商品容器の表示事項をよくお読み下さい。